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用語集 た行

地域通貨

特定の地域のみで流通する通貨のことで、地域独自の価値・サービスをやりとりするものをいいます。
政府は、地域経済の活性化と地域雇用の創造を、地域の視点から積極的かつ総合的に推進するため、 平成15年10月24日に、内閣に「地域再生本部」を設置しました。総務省は、平成15年11月26日 「地域再生支援プラン」を発表し、以下のテーマを掲げました。
●地方公共団体のアウトソーシング等の促進
●地域資源(既存施設等)の再生・有効活用
●コミュニティ・サービス事業の活性化
●ITを活用した地域通貨の導入・普及検討
●地域再生マネージャー制度(仮称)の創設
●地域公共ネットワークの民間活用等の推進
●地域再生に貢献する電波の開放

この中の重要な施策の一つに「ITを活用した地域通貨の導入・普及検討」があります。
これは、特定の地域内などで限定的に流通し、法定通貨では表現されにくい 「価値」を交換するための媒体として地域通貨を活用し、コミュニティ活動の活性化や地域経済の活性化を目指しています。

財団法人地方自治情報センターでは、平成16年度から、地域のコミュニティ活動の活性化や地域経済の活性化を 目指す市町村の取組を支援するため、ICT(情報通信技術)のメリットを活かした 「地域通貨モデルシステム」の開発を行っています。

データ体系(DA)

データ体系(DA)は、各業務・システムにおいて利用される情報(システム上のデータ)の内容、 各情報間の関連性を体系的に示したものです。
政策・業務体系を整えるだけでは業務面での最適化作業は終わりません。 組織内でさまざまなデータが活きた情報として活用される体制が整ってはじめて、 業務の最適化がなされたといえます。そのため、政策・業務体系で標準化された業務フローに対して、 データ体系は、その業務フローが共有して利用する統合データベース(マスタ)を標準化し、組織(システム) 間を跨る業務の文書(メッセージ)の標準化を規定するものです。

データ体系では、以下のような図を中心に分析します。
□情報体系整理図(UMLクラス図)(→資料編1「情報体系整理図(UMLクラス図)」
最適化計画に基づき決定された業務対象領域の全情報(伝票、帳票、文書等)を整理し、 各情報間の関連及び構造を明確化したものです。
□実態関連ダイアグラム(ERD)(→資料編1「情報実体関連図(ERD)」
情報関連体系整理図(UMLクラス図)を、システム実装を意識したデータ構造用語辞書 (構造定義を含む)に書き換えたものです。
□データ定義表(→資料編1「データ定義表」
実体関連ダイアグラム(ERD)に示したすべてのエンティティ、アトリビュート/データ項目、 コード項目の定義を明確化し、一覧として整理したデータの辞書です。

適用処理体系(AA)

適用処理体系(AA)は、業務処理に最適な情報システムの形態 (集中型か分散型か、汎用パッケージソフトを活用するか個別に開発するか、など)を体系的に示したものです。
適用処理体系は、政策・業務体系及びデータ体系が導いた業務機能と情報の処理を、どのようなモジュールに分解し、 どういう機能構成の情報システムとしていくことが、より相互運用性が高く、 効率の良い技術の実装に繋がるかを整理する役割を果たします。
適用処理体系では、業務面から描き出された情報処理の流れを技術的に実現可能な構成に分割し、 実際に適用可能な技術を当てはめられるように整理します。 具体的には、システムを実現する上で必要とされるソフトウェアコンポーネントを明確にしていくことになります。

適用処理体系では、以下のような図を中心に分析します。
□情報システム関連図(→資料編1「情報システム関連図」
業務・システムの処理過程において情報システム間でやり取りされる情報の種類及び方向を図式化したものです。
□情報システム機能構成図 (→資料編1「情報システム機能構成図」
情報システム関連図で得られた方針を基に、情報システム(ハードウェアやソフトウェアなど) で実装する機能の構成を明確に図式化したものです。
□帳票一覧(→資料編1「帳票一覧」
情報システムから出力される帳票を、システムごとに一覧にしたものです。


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