1) 業務流れ図(WFA)

☆ 様式の概要

 業務流れ図(WFA)とは、業務を構成する「機能」と「情報」の実現手段について明らかにするための図です。WFAでは、個々の「機能」の実現手段(手作業、システム処理など)、「情報」の実現手段(紙媒体、データ・ファイル、等)、各手段を所管する組織、手段が実行される場所、手段の実施順序、等々を、1つの図の中で示します。

☆ 表記方法

業務流れ図(WFA)の例

図 「業務流れ図(WFA)の例」

 業務流れ図の横軸は、「機能」と「情報」の実現手段を所管・実行・保有する組織や場所を示します。業務流れ図では、手作業とコンピュータでの処理の範囲を明確にし、組織を具体的に示します。このため、縦軸方向には機能、横軸方向には機能を実行する主体を記載し、手作業とコンピュータ化されている作業を明確にするとともに、手作業とシステム処理の間や異なるシステムの間を流れる「情報」の実現手段を明確にします。

☆ 準備するもの

(1)グループ作業の場所

  • 対象業務の担当者(複数)が共同で「WFAの作成作業」を行うための場所と机・椅子等を確保します。

(2)WFAの様式

  • A3版の用紙1枚に、WFAの枠を書いたものを、複数枚用意しておきます。

(3)付せん紙

  • 「機能」や「情報」の実現手段及び組織・場所等のの名称を書き込む付せん紙を用意します。
  • 付せん紙の大きさは、1枚に40字程度が書けるもの(7.5cm x 2.5cm程度)を用意します。また付せん紙の色については、可能な限り多くの種類の色を用意します。

(4)筆記用具

  • 付せん紙に文字を書き込む筆記用具(サインペンなど、書いた文字が遠くから見ても読めるもの)を用意します。

☆ 作成方法

(1)業務要件定義表と情報実体一覧表の作成(もしくは用意)

(2)WFAの記述

  • 業務要件定義表に記載された「作業場所(担当部署)」の名称を付せん紙に書き、WFAの横軸に貼り付けます。
  • 業務要件定義表に記載された個々の作業の「作業名」について、業務要件定義表に記載された「実施方法」に応じて付せん紙の色を分けながら、1枚の付せん紙に1つずつ「作業名」を書きます。
  • 情報実体一覧表に記載された個々の情報実体の「名称」について、情報実体一覧表に記載された「区分(情報実体の種類。紙帳票、紙台帳、システム画面、データベース、電子ファイル等)」に応じて付せん紙の色を分けながら、1枚の付せん紙に1つずつ「名称」を書きます。
  • 業務要件定義表を見ながら、作業や情報実体を示す付せん紙を、業務要件定義表で示された作業や情報実体の流れに沿って、WFAの該当する「作業場所(担当部署)」の枠に、順に貼り付けていきます。
  • すべての付箋が張り終わったところで、作業や情報実体を示す付せん紙の間を、業務要件定義表で示された作業や情報実体の流れに沿って、矢印で結びます。

☆ 作成例(川口市の場合)

川口市では、総務省の「平成17年度自治体EA事業」において、分析対象業務の担当者が参加した個別課題の解決方策の検討の中で、WFAを作成しました。



他の様式

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