4)情報システム関連図

☆ 様式の概要

 全庁の情報システムを対象に、情報システム間でやり取りされる情報の種類及び方向を論理的及び物理的に明確化するために描くものです。
 主に記述する内容は以下の2点です。
 情報システム関連図は、情報システムの刷新化を検討する際に現行の情報システム間の連携状況を把握した上で、刷新化への制限事項(データ連携の必要性等)を提示する場合などに利用します。

☆ 表記方法

情報システム関連図の例

図 「情報システム関連図の例」

 原則全庁の情報システムの全体を対象とし記述します。表記方法のポイントは以下のとおりです。

  • 情報システム関連図は、システム全体及び各システムのDMMレベル0の機能について記述します。
  • 情報システム関連図で記載されるのは、システムで対応する機能のみ記載します。
  • DMMやDFDに記載されない認証機能等の共通システムやバックアップシステムの機能も記載します。

☆ 準備するもの

(1)情報システム関連図の作成に参考となる資料

  • システム仕様書、ネットワークに関する資料、その他参考資料を用意します。
  • 必要に応じて業務アプリケーションソフトウェアの開発及び運用を委託している事業者に仕様関連資料の提出を依頼します。

☆ 作成方法

(1)情報システム関連図の作成

  • 上記のシステム仕様書などの資料をもとに情報システム関連図を作成します。
  • 必要に応じて業務アプリケーションソフトウェアの開発及び運用を委託している事業者にヒアリング等を行い記述します。

☆ 作成例(川口市の場合)

川口市では、総務省の「平成17年度自治体EA事業」において、以下の手順で作成しました。

  1. 川口市の情報政策課が、作成に必要な資料(既に情報システム関連図の似た資料が存在していた)を用意した。
  2. 作成支援企業が、その資料を整理し、情報システム関連図を清書した。
  3. 川口市の情報政策課にて、最終確認を行なった。


他の様式

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