行政手続条例等の制定状況
 

平成14年12月17日
総務省
 平成14年3月31日現在の地方公共団体の行政手続条例等の制定状況は次のとおりである。

1 都道府県・政令指定都市は、既に平成8年8月時点で全団体が制定済み。


2 市区町村の制定割合は99.1%。(前年度98.6%)
(1)  市区町村では3,234団体のうち、3,205団体が制定済み。
(2)  制定割合が100%の府県は37、制定割合が90%以上100%未満の都道府県は9となっている。
 (※市区町村団体総数は、3,223市町村から12指定都市を除き、23特別区を加えたもの)
制定割合のグラフ


 制定状況(表)
 制定状況(市区町村分グラフ)
 参考


行政手続条例等の制定状況(政令指定都市を除く全市区町村)
  都道府県名 市町村数
(A)
制定済
内訳
未制定
内訳
割合(%)
(B)/(A)
(B) 〜H12 H13   H14見込み 未定
1 北海道 211 206 205 1 5   5 97.6%
2 青森県 67 67 67         100.0%
3 岩手県 58 58 58         100.0%
4 宮城県 70 70 70         100.0%
5 秋田県 69 69 69         100.0%
6 山形県 44 44 44         100.0%
7 福島県 90 90 90         100.0%
8 茨城県 84 83 83   1   1 98.8%
9 栃木県 49 49 49         100.0%
10 群馬県 70 70 70         100.0%
11 埼玉県 90 90 89 1       100.0%
12 千葉県 79 79 79         100.0%
13 東京都(市町村) 39 37 37   2   2 94.9%
13 東京都(区) 23 23 23         100.0%
14 神奈川県 35 35 35         100.0%
15 新潟県 111 110 110   1 1   99.1%
16 富山県 35 35 35         100.0%
17 石川県 41 41 41         100.0%
18 福井県 35 35 35         100.0%
19 山梨県 64 64 64         100.0%
20 長野県 120 120 120         100.0%
21 岐阜県 99 99 99         100.0%
22 静岡県 74 74 74         100.0%
23 愛知県 87 87 87         100.0%
24 三重県 69 65 63 2 4   4 94.2%
25 滋賀県 50 50 50         100.0%
26 京都府 43 43 43         100.0%
27 大阪府 43 41 37 4 2 2   95.3%
28 兵庫県 87 87 87         100.0%
29 奈良県 47 39 37 2 8   8 83.0%
30 和歌山県 50 50 50         100.0%
31 鳥取県 39 39 39         100.0%
32 島根県 59 59 59         100.0%
33 岡山県 78 78 78         100.0%
34 広島県 85 82 77 5 3 3   96.5%
35 山口県 56 55 55   1   1 98.2%
36 徳島県 50 50 50         100.0%
37 香川県 43 43 43         100.0%
38 愛媛県 70 70 70         100.0%
39 高知県 53 53 53         100.0%
40 福岡県 95 95 95         100.0%
41 佐賀県 49 49 49         100.0%
42 長崎県 79 79 79         100.0%
43 熊本県 94 94 94         100.0%
44 大分県 58 58 58         100.0%
45 宮崎県 44 44 44         100.0%
46 鹿児島県 96 96 95 1       100.0%
47 沖縄県 53 51 51   2 2   96.2%
                   
  合計 3,234 3,205 3,189 16 29 8 21 99.1%




行政手続条例等制定状況(政令指定都市を除く市区町村分)

行政手続条例等の制定状況(政令指定都市を除く全市区町村)


(参考)行政手続法及び行政手続条例について
  1. 行政手続法について 
 行政手続法は平成5年11月5日に成立し、同12日に公布、平成6年10月1日に施行された。
 行政不服審査法や行政事件訴訟法のような事後的救済法とは異なり、事前手続について行政機関が遵守すべき基本的なルールを明確にした行政手続法は、国民の生活により身近に関わるものである。具体的には次のとおり定めている。
(1)申請に対する処分→迅速・透明な処理の確保
  1) 「審査基準」 ・申請が許認可等の要件に適合しているかを判断するための具体的基準を設定し、公にしておく。
  2) 「標準処理期間」 ・申請から処分までに要する標準的な期間を定めるよう努め、公にしておく。
  3) 「審査開始義務」 ・申請が到達したときは遅滞なく審査を開始する。
  4) 「理由提示」 ・申請を拒否する場合には、同時にその理由も示す。
(2)不利益処分(営業許可の取消、営業停止等)→公正・透明な手続の確保
  1) 「処分基準」 ・どういう場合にどの程度の不利益処分を行うかについての基準を設定し、公にしておくよう努める。
  2) 「聴聞手続」 ・許認可等の取消しや資格・地位を剥奪する不利益処分を行う場合には、口頭により主張、立証する機会を与える。
  3) 「弁明手続」 ・一定期間の営業停止など、2) 以外の不利益処分を行う場合には弁明書を提出する機会を与える。
  4) 「理由の提示」 ・不利益処分を行う場合には、同時にその理由も示す。
(3)行政指導→明確性・透明性の確保
  1) 「一般原則」 ・相手方の任意の協力が前提
・従わないことを理由とした不利益な取扱い(別の場面で許認可を行う場合に意図的に差別扱いをするなど)の禁止 
  2) 「明確化原則」 ・行政指導の趣旨、内容、責任者の明確化
・相手方の求めに応じて書面の交付
(4)届出→公正・透明な処理の確保
 形式的要件に適合する届出が到着したときは手続上の義務が完了する。
(届出を受け取らないことにより、実質的に届出制が許可制として運用されるという事態が解消される。)
  1. 地方公共団体と行政手続法について 
 地方公共団体が行う法律又は命令に根拠を有する処分や届出については、行政手続法が直接に適用されるため、各地方公共団体においては、申請に対する処分についての審査基準や標準処理期間の設定、不利益処分についての処分基準の設定、聴聞を実施する際の聴聞実施規則の策定等を行っている。
  1. 地方公共団体と行政手続条例について 
 地方公共団体が行う条例等に根拠を有する処分や届出及び地方公共団体が行う行政指導については、行政手続法の規定は直接には適用されないが、これら処分等についても、行政運営における公正の確保と透明性の向上を図っていくことが必要であり、各団体においては、行政手続法第38条の趣旨に則り、行政手続条例等の制定に取り組んでいる。
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