地方財政の役割

地方財政の役割
 都道府県や市町村は、学校教育や福祉・衛生、警察・消防、道路、下水道などの整備といったさまざまな行政分野の中心的な担い手であり、国民生活に大きな役割を果たしています。
 ここでは、地方公共団体の財政の集合体である地方財政について、普通会計を中心として、平成14年度の決算の状況、地方公共団体の財政健全化への取組などを紹介していきます。

 

地方公共団体の会計の決算統計上の分類
地方公共団体の会計は、一般会計と特別会計に区分経理されていますが、各団体の会計区分は一様ではないため、決算統計では地方公共団体全体の財政の状況を明らかにするとともに地方公共団体相互間の比較を可能とする観点から、統一的な方法により、一般行政部門の会計を普通会計として整理し、その他の会計と区分しています。
地方公共団体の会計

 

地方財政の規模は、国の財政に比べてどの程度なのでしょうか?
地方財政の規模を国内総支出に占める割合でみると、地方政府部門が13.0%を占めており、中央政府の約3倍となっています。
国内総支出と地方財政
国内総支出と地方財政

 

どのような分野で地方の歳出割合が高いのでしょうか?
国と地方を通じた歳出のうち、地方の歳出の割合が高いのは、主に、衛生、学校教育、社会教育、警察・消防などの日常生活に関係の深い分野です。
国と地方の主な目的別歳出の割合(最終支出ベース)
国と地方の主な目的別歳出の割合(最終支出ベース)