地方財政の現状

歳 入
行政活動のためのお金は、どこから来ているのでしょうか?
1. 歳入内訳の構成
地方公共団体の歳入のうち、地方税は約3分の1を占め、ついで、地方交付税、地方債、国庫支出金の順になっています。
歳入内訳の構成(平成14年度)

一 般 財 源
地方税、地方交付税などは、使途が特定されていない財源であることから、一般財源と呼ばれています。地方公共団体が、さまざまな行政ニーズに適切に対応するためには、この一般財源の確保が極めて重要になります。
*地方譲与税 国税として徴収され、地方公共団体に譲与される税で、地方道路譲与税などがあります。
*地方特例交付金 恒久的な減税に伴う地方税の減収の一部を補てんするための、地方税の代替的性格を有する財源です。
*地方交付税 国税5税の一定割合の額で、地方公共団体の税源の不均衡を調整し、どの地域においても一定の行政サービスを提供できるよう財源を保障するための地方共有の固有財源です(詳しくはこちらをご覧ください)。
*国庫支出金 国が使途を特定して地方公共団体に交付する資金の総称です。
*地方債 地方公共団体の債務のうち、その履行が1会計年度を超えて行われるものを指します。

歳入内訳の構成(平成14年度)(グラフ) 地方税 地方税 地方交付税 地方交付税

(注1) ここでは普通会計を中心に扱います(上下水道、交通、病院などの「公営企業」は、「地方公営企業」で紹介します)。
(注2) 各項目についての計数は、表示単位未満を四捨五入したものです。したがって、その内訳は合計と一致しない場合があります。