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「放送分野における個人情報保護及びIT時代の衛星放送に関する検討会」
(第2回会合)議事要旨


 日時
 平成16年5月19日(水) 10時00分から12時00分
 場所
 総務省 1101会議室(11階)
 出席者
(1)  構成員(五十音順、敬称略)
 大谷和子、音好宏、畑文雄、藤原靜雄、舟田正之
(2)  総務省
 武智情報通信政策局長、福岡総務課長、南地上放送課長、今林衛星放送課長、伊藤衛星放送課調査官、藤野衛星放送課課長補佐
(3)  事業者・団体
株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ
篠木取締役副社長、高井プラットフォーム事業部門付
株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ
藤森取締役、村上監理部長
日本放送協会
村上視聴者総局情報公開センター長、前出視聴者総局営業局総合管理部担当部長
株式会社WOWOW
小林専務取締役、河野総務局担当部長
社団法人衛星放送協会
野口理事・倫理委員長、松本倫理委員・個人情報保護検討会座長
 議事内容
(1) 開会
(2) 個人情報保護の取組みに関するヒアリング
・株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ
・株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ
・日本放送協会
・株式会社WOWOW
・社団法人衛星放送協会
(3) 「衛星放送懇談会」について
(4) 閉会
 主な議論
 事務局から席上配布資料について説明がなされた後、個人情報保護の取組みに関するヒアリングを行い、以下のような議論が行われた。
(1) 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ
株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(以下「株式会社スカパー」という。)では、委託放送事業者等と共同して加入者の個人情報の取扱いを行っており、本人からの請求に応じる権限もあると認識。
株式会社スカパーのサービスへの加入方法は2種類あり、代理店を通して加入する方法、そして、直接郵便等で加入する方法がある。
(2) 株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ
株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(以下「株式会社B−CAS」という。)が取り扱う契約情報と視聴履歴情報については、株式会社B−CASにおいて解読できない。これらの情報は、個人情報保護法上の「個人情報」に該当しないものと認識。
ICカード内の契約情報は、外側から読めない仕組みとなっている。また、解約があった場合はICカードを回収することとしている。
(3) 日本放送協会
日本放送協会における音楽番組(リクエスト番組)は、個人情報保護法第50条の適用除外の対象になるものと認識。
第三者提供については、税務機関や捜査機関等から、それぞれの根拠法令を明示した公式文書による照会に対しては、特例として応じる場合がある。
(4) 株式会社WOWOW
プライバシーマークやJISQ15001については、本人の同意が原則となっており、個人情報保護法よりその要求事項は厳しいものとなっている。
外部委託については、代理店(電器店等)に対する加入申込みの際の業務委託や倉庫業者に対する資料保管の業務委託などがあるが、その際には、いずれも秘密保持条項をいれた契約を結んでいる。
(5) 社団法人衛星放送協会
事業者の対応等についての検討のため、個人情報保護検討会を設置し、10月を目途にガイドラインを策定する予定。
今後、個人情報保護について検討体制を整備していくこととしているが、総務省においてガイドラインを策定するにあたっては、前もって意見表明の機会を設けることを要望する。
  (了)



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