会議資料・開催案内等

情報通信審議会 情報通信技術分科会(第29回)議事概要

1 日時 平成16年11月29日(月) 14時00分〜15時46分

2 場所 総務省第一特別会議室(8階)

3 出席者
 (1)   委員
  原島 博(分科会長代理)、大山 永昭、川田 隆資、後藤 滋樹
  酒井 義則、清水 英一、畑 文雄、土居 範久、土井 美和子、
  中川 正雄、名取 晃子、根元 義章
  (以上12名)

 (2)   専門委員
  安藤 真、大森 慎吾、鈴木 務、若尾 正義

 (3)   事務局
  福岡情報通信政策局総務課長

 (4)   総務省
 (情報通信政策局)
  鬼頭技術総括審議官、武井技術政策課長
(総合通信基盤局)
  稲田電波政策課長、山内衛星移動通信課長、
  田中衛星移動通信課企画官、渡邊基幹通信課長、児玉移動通信課長
 

4  議題

(1)  船上地球局による高速・大容量海上衛星通信システムの技術的条件について
【平成16年6月30日諮問第2016号】

  審議の結果、船上地球局による高速・大容量海上衛星通信システムの技術的条件を取りまとめ答申。

内容】
  近年、光ファイバーやADSL、無線LAN等の活用による利便性に富んだインターネット利用環境の整備が急激に進められている中、船舶分野においても、運行中の船舶内における旅客のEメールの送受信、ウェブページ閲覧等のインターネット接続サービスの提供等海上と地上間の高速かつ大容量データ通信に対するニーズが高まっていることから、これらに対応するため、船上地球局による高速・大容量海上衛星通信システムの技術的条件について取りまとめて答申したもの。

(2) 「5GHzギガヘルツ帯無線アクセスシステムの技術的条件」のうち「占有周波数帯幅20MHzメガヘルツ以下の小電力データ通信システムの技術的条件等」について
【平成15年10月29日諮問第2014号】

  審議の結果、占有周波数帯幅20MHzメガヘルツ以下の小電力データ通信システムの技術的条件等を取りまとめ答申。

内容】
  WRC−03で世界的に無線LANを含む無線アクセスシステムに割り当てられたこれらの周波数帯については、レーダーと周波数を共有することから、無線アクセスシステムにレーダーの発する電波を検出し、検出した場合は同じ周波数を使わないための仕組み(DFS:Dynamic Frequency Selection)を装備することが義務付けられているが、これらに対応するため、諸外国における検討状況を踏まえた上で、レーダーを適切に保護するためのDFSの要件等について検討するべく、占有周波数帯幅20MHzメガヘルツ以下の小電力データ通信システムの技術的条件等について取りまとめて答申したもの。

(3) 無線設備のスプリアス発射の強度の許容値についての技術的条件について
【平成14年3月13日諮問第2007号】

 審議の結果、無線設備のスプリアス発射の強度の許容値についての技術的条件を取りまとめ答申。

内容】
  近年の社会・経済活動の多様化に伴い、国民生活において情報通信が果たす役割は急速に高まっており、中でも、無線システムの高度化・多様化の進展により、電波が稠密に利用されている状況において、異なるシステム間での混信を避け、また、電波の有効利用が図られるよう、不必要な電波の発射(不要発射)をできる限り低減させることが求められており、これらに対応するため、無線設備のスプリアス発射の強度の許容値についての技術的条件についてとりまとめて答申したもの。

(4) 電波資源拡大のための研究開発(電波利用料制度の見直し)について
【報告】

  総務省から電波資源拡大のための研究開発(電波利用料制度の見直し)について報告があり、了承された。

内容】
  「電波有効利用政策研究会」の報告書に「経済的価値を勘案した電波利用料制度の導入」、「免許不要局からの徴収の是非」、「国、地方公共団体からの徴収の是非」等と共に「使途の拡大」が盛り込まれているが、以上を踏まえ、電波利用料の使途として「電波資源拡大のための研究開発」を盛り込むべく現在折衝中である旨の報告があったもの。

(5) 委員会の廃止について

  調査検討が終了した「スプリアス委員会」を廃止した。



 本分科会にて配付された資料をご覧になりたい方は、総務省にて閲覧及び 貸し出しを実施しておりますので、下記までご連絡をお願いいたします。


  担当:総務省情報通信政策局総務課情報通信審議会係 飯島
   電話 03−5253−5694
   FAX 03−5253−5714
   メール t-council@soumu.go.jp




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