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SG19では電子ラポータ会合がよく行われているようだが、電子ラポータ会合は有効的な手段であるか。
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課題1においては、電子ラポータ会合開催を予定しても、寄書及び参加者不足で開催されないことがこれまでに多々あり、あまり有効に活用できていなかったように思う。しかし、次回以降(課題1は、電子ラポータ会合を本年6月及び10月に開催予定)、日本からも積極的に寄与していきたいと考えている。また、他国からの寄書入力も期待されており、活発な議論ができるのではないかと考えている。 |
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課題2に提出された寄書のほとんどが韓国からの寄書であるが、モビリティマネジメントは特許の多い分野なので、特許に関連した部分で何か意図があるのか。注意が必要な可能性がある。
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課題2で検討されている勧告草案は、既存の様々な方式を整理、分類しているものであり、一般的に特許に関わるフェーズではない内容であり、今のところそのような問題はないと思われる。 |
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課題3では3GPP及び3GPP2で検討された内容をエンドースしている状態であるが、今回作成された3GPPでのリリース7に基づく勧告草案は、これまでのものにどのような機能が追加されたのか。
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IMS関連では、緊急呼の際の位置情報に関する機能等の検討が3GPPで行われ、リリース7に追加されている。 |
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課題5において検討されているFMC(Fixed Mobile Convergence)に関する勧告案であるFMC−PAMは、同じくFMCに関する勧告案であるFMC−IMSとどのように違うのか。
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FMC−PAMは中国が提案してきている勧告案で、既存のネットワークを使用する。IMSベースではなくIN(インテリジェント・ネットワーク)ベースである。また固定網の場合についてもNGNを対象としておらず、ISDNを対象にしている。日本のキャリアにおいては、関心があまりない内容であると思われ、日本としては特段問題はないと考えている。 |
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様々な勧告案が徐々に完成に近づいてきているようであるが、現在検討中の勧告案の全体的な位置づけはどのようか。
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課題1で検討しているQ.FNAB(System Beyond IMT-2000のハイレベルネットワークアーキテクチャを規定する勧告草案)がいわゆるモバイルネットワークに関する勧告草案で、それと齟齬がないようにNGNに対するFMCに関する勧告草案(Q.FMC-PAMやQ.FMC-IMS)やMM(Mobility Management)に関する勧告草案(Q.MMF,Q.LMF,Q.HMF)の検討が行われている。 |
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他のSGでは基本的に寄書はメンバのみ見ることができるようになっているが、SG19では、寄書を一般に公開していると聞いている。寄書を公開するとITUのメンバではない大学関連等からの寄与が期待できるが、そのような効果は出ているのか。
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大学関連の方の参加といった具体的に会合に直接影響するような効果はまだ出ていない。一般に公開することによって、リファレンスとしては使いやすくなったものと思われる。 |
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