|
・ |
FG SBNO(ネットワークオペレータのためのセキュリティベースラインに関するフォーカスグループ)で検討されている、ネットワークオペレータのためのセキュリティベースラインに関する検討案(X.sbno)について、ETNO(the European Telecommunications Network Operators Association)から本検討案を勧告ではなく、勧告X.805のサプリメント(補助文書)とすべきという提案があった。FGは単独の勧告にする方針のようであるが、日本としての対応方針はどのようにするのか。
→ |
基本的にはサプリメントとすべきと考えている。本来勧告とすべきかどうかは、FGにおいてではなく、SGで議論されるべき問題であるので、FGからSGへ検討結果が入力された時に対応したい。ちなみに、SG17で本件を取り扱う課題4ではサプリメントとして扱うべきという認識を持っている。
| |
・ |
FG IdM(ID管理に関するフォーカスグループ)第2回会合において、中国、韓国からドキュメントが提出されたとのことだが、中国、韓国はIdMについて今後力を入れていく様子なのか。
→ |
提出されたのは情報提供のためのドキュメントで、様子見のためにドキュメント提出を行い、FGに参加したという雰囲気であった。今のところIdMについて体系だった戦略があるわけではない模様。
| |
・ |
FG IdMでのユースケースに関する議論について、エンドユーザの視点から議論が行われていたところ、IIW(Internet Identity Workshop 2007)側から、アプリケーションの視点からの議論が必要だという意見があったとのことである。それ以外にも、ネットワークの視点からの議論が抜けているように見えるが、今後その視点からの議論がされるのか。
→ |
ID管理の議論にはアプリケーション側、ネットワーク側及びエンドユーザ側からの3つの視点が必要であると認識している。エンドユーザの視点を重視するアメリカが中心になって進めているため、現在エンドユーザの視点の議論が中心になっているが、今後ネットワーク側の議論も必要であると考えている。ただ、それぞれの参加者がどのような意図を持って参加しているのかわからないので、いつまでにどこまでを議論するのかは未知数である。
今後とも注意が必要である。 |
|
・ |
課題8で、来会期のテーマとして、遠隔医療へTMMF(バイオメトリクスの遠隔からの計測単位)を適用する提案がされたが、この件について関係のグループと合意ができているのか。
→ |
SG16で医療向けテレコムアプリケーション(e-Health)の議論が行われているため、リエゾン文書を出したところである。
| |
・ |
課題17においてスパム対策に関する勧告案の検討がされているが、今会期は調整的な内容を検討しているようである。具体的な検討は来会期になるのか。
|
・ |
SG17では特に課題6、8、9で中国や韓国の動きが活発である。ただ、どういったレベルのものを勧告とするのか意見を合わせておいた方がよいと思う。また、日本としても来会期に向けて、とりあげるべきアイテムを整理する必要があるのではないか。
|