平成元年版 通信白書

第1章 昭和63年通信の現況

（4）情報流通距離量

　62年度の総情報流通距離量（消費情報量×流通距離）は6.18×1017（ワード・キロメートル）で前年度に比べ，1.5％減少し，52年度に比べ，1.06倍の伸びとなった。
　メディアグループ別に対前年度伸び率をみると，空間系は1.5％増（対52年度比1.09倍）であったが，電気通信系は0.8％減（同1.06倍），輸送系は3.7％減（同1.07倍）となった（第1-3-6図参照）。
　メディア別に過去10年間の伸び率をみると，ファクシミリが52年度の55.4倍と飛躍的に伸びたのに対し，端末数の減少によりテレックス（対52年度比0.59倍）が情報流通距離量を大きく減少させたのが特徴である。