平成元年版 通信白書

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第1章 昭和63年通信の現況

(3)消費情報量

 ア 総消費情報量
 62年度の地域別総消費情報量は第1-3-26図のとおりである。
 62年度の総消費情報量の上位3地域は,東京,大阪及び神奈川である。上位3地域の全国に占める割合は,東京が9.8%(61年度は9.8%),大阪が6.9%(同6.9%),神奈川が6.1%(同6.1%)となっており,変動はほとんどない。上位3地域への集中度は,総供給情報量におけるそれよりも低くなっている。
 変動係数の推移をみても,50年度の0.89から62年度の0.91と徐々に大きくなっているがほとんど変化はない。
 地域別一人当たり総消費情報量の変動係数は,50年度から62年度にかけて0.10で変化がなく,また,変動係数自体も極めて小さく,地域間格差は余りないことが分かる。
 イ メディアグループ別消費情報量
 調査対象メディアを,通信系,放送系,輸送系に分けて消費情報量を分析する。
 通信系消費情報量については,供給情報量=消費情報量であるので供給情報量の分析と一致している。
 62年度の放送系消費情報量の上位3地域は,東京,大阪及び神奈川であった。上位3地域の全国に占める割合は,東京が9.5%(61年度は9.5%),大阪が6.7%(同6.8%),神奈川が6.1%(同6.1%)であった。
 放送系消費情報量の変動係数は,50年度の0.88から62年度の0.90とほとんど変化はない(第1-3-27図参照)。
 62年度の輸送系消費情報量の上位3地域は東京,大阪及び神奈川であった。上位3地域の全国に占める割合は,東京が11.7%(61年度は11.6%),大阪が8.2%(同8.3%),神奈川が6.2%(同6.1%)であった。
 輸送系消費情報量の変動係数の推移をみると,50年度の1.00から62年度の1.03へとわずかながら大きくなっている(第1-3-27図参照)。

第1-3-26図 62年度地域別総消費情報量

第1-3-27図 メディアグループ別消費情報量の変動係数の推移

 

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