平成元年版 通信白書

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第1章 昭和63年通信の現況

(3)基幹通信網の長期展望の策定

 社会の急速な発展に伴い,多様な情報通信サービスの基盤となる基幹通信網の高度化に対する要望が各方面で大きく高まりつつある。
 このような中で,電気通信審議会は,63年11月,今後10年間の通信量の急増,ネットワークのディジタル化の進展等を踏まえて,基幹通信網の長期展望について答申を行った。
 その概要は,[1]メディアの特性を活かした最適利用,[2]基幹通信網構築面における競争基盤整備,[3]基幹通信網高度化の促進,[4]安全性・信頼性確保のための多層的,多元的通信網整備,[5]マイクロ波帯の有効利用,[6]地域振興のための基幹通信網の整備促進,[7]国際化への対処,[8]基幹通信網構築に関する諸制度の再検討の8点であった。
 郵政省としては,この趣旨を踏まえつつ今後の政策展開を図っていくこととしている。

 

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