平成元年版 通信白書

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第1章 昭和63年通信の現況

(2)情報通信基盤開発構想の推進

 地域の情報通信基盤は,経済機能,通信機能等の諸機能の地方分散や地域の発展を促す戦略的・先行的基盤の一つであり,その整備は多極分散型国土の形成の上からも極めて重要である。
 地域における情報通信基盤の整備については,テレトピア計画や民活法整備事業等により既に推進されているが,地域情報化の進展に合わせ,これからは光ファイバー網やテレポート等の高度な通信施設の建設,衛星通信やマイクロ波通信等を用いた地域間通信システムの構築等の,高度な情報通信基盤の整備も必要である。
 郵政省は,地域における,このような高度な情報通信基盤の整備を行う,「情報通信基盤開発構想」を推進することとした(第1-4-2図参照)。
 これを受け,63年10月,民間企業,地方公共団体,学識経験者等により「情報通信基盤開発推進協議会」が開催された。
 同協議会は,平成元年6月に報告を提出し,地域開発プロジェクトに対して情報通信拠点についての整備計画を提案していく予定である。

第1-4-2図 情報通信基盤開発構想の概念図

 

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