平成元年版 通信白書

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第1章 昭和63年通信の現況

(5)航空無線データ通信の導入

 航空輸送の迅速化,効率化及び安全性向上にとって,機上のクルーと地上の事務所等との間で行われる運航管理通信の果たす役割は大きい。現在,運航管理通信はVHF(超短波)又はHF(短波)による無線電話で行っているが,より一層の迅速化,効率化及び安全性の向上を図るため,無線通信によって機上のデータ端末と地上のコンピュータとを結んで気象情報,離着陸情報,エンジンデータ情報等を交換する航空無線データ通信システムの導入が必要となってきている(第1-4-5図参照)。
 郵政省では,我が国に航空無線データ通信システムの導入を図るため,検討を進め,63年10月に電気通信技術審議会からその技術的条件についての答申を受けた。また,平成元年1月に本システム導入のための関係省令の改正について電波監理審議会に諮問した。

第1-4-5図 航空無線データ通信システム概念図

 

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