平成元年版 通信白書

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第1章 昭和63年通信の現況

(2)電気通信分野における基礎的・先導的技術開発の推進

 電気通信分野は,技術先導性の高い分野であり,多様化する電気通信に対する二ーズに的確にこたえていくためには,従来の分野ごとの研究では進展が困難な基礎的研究領域であるフロンティア技術の研究が必要である。そのためには,産・官・学の緊密な連携による電気通信技術の研究開発の積極的な推進が重要である。
 このような状況の中で,先端的な電気通信技術に関する調査研究,電気通信技術の国際共同研究に関する支援を行うとともに,電気通信技術の研究開発に関する知識の普及,振興等を行い,広く電気通信技術の推進に寄与することを目的に,63年10月,「(財)テレコム先端技術研究支援センター」が設立された。
 また,61年3月に基礎的・先端的技術開発の拠点として設立された民活法対象施設である(株)国際電気通信基礎技術研究所においては,自動翻訳電話や通信用素子等の基礎的研究を行っている4社に対する支援が行われており,関西文化学術研究都市における中核施設として期待されている。

 

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