平成2年版 通信白書

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第1章 平成元年通信の現況

1 概  況

 元年度上半期の国内通信の動向は第1-1-2図のとおりである。元年度上半期の国内通信は、前年度同様電気通信分野の伸びが目立っている。電気通信分野のなかでは、移動通信サービスや高速デジタル専用線サービス等のNTTと新事業者が競い合っているサービスの伸びが目立っており、特に、自動車電話サービスや無線呼出しサービスの伸びが著しい。
 その他の分野では、衛星放送の伸び目立っている。元年6月からの二つのチャンネルによる本放送の開始等により普及が一層促進され、衛星放送の受信世帯数は、2年3月に230万世帯を超えた。また、内国郵便物数も順調に増加傾向を示している。
 元年度上半期の国際通信の動向は第1-1-3表のとおりである。
 元年度上半期の国際通信は、前年度に引き続き国際電話、国際専用回線の伸びが目立っている。特に国際専用回線については、KDDに加え新たに2社がサービスの提供を開始したことにより、中高速符号回線を中心に伸びが著しい。また、元年10月には新事業者が国際電話サービスを開始した。
 国際郵便は前年度に引き続き、伸び率は低いものの着実に増加傾向を持している。

第1-1-1表 通信事業の売上高

第1-1-2図 国内通信の動向

第1-1-3表 国際通信の動向

 

 

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