平成3年版 通信白書

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はじめに

 我が国の社会経済の発展において、情報通信は、その基盤として重要な役割を果たしてきている。
 特に80年代においては、情報通信の分野においても量的な充足が一応達成されたことにより、これまでの供給側主導から、需要側が情報通信の内容を大きく変えていくこととなった。これは、さらに80年代半ばの電気通信制度の改革、情報通信技術の進展とあいまって、情報通信の一層の発展を促しており、今日、情報通信は経済の機動力となっている。
 90年代において我が国は、引き続き、安定的な経済成長を持続し、その経済力に見合った国際的な貢献を行うとともに豊かさが実感できる国民生活を実現していくことが内外から求められており、我が国の発展と豊かな国民生活の実現のために情報通信の果たす役割が期待されている。
 以上のような問題意識に基づき、平成3年通信白書においては、第1章で情報通信の現況を取り上げるとともに、第2章では豊かな国民生活と情報通信を取り上げている。第2章においては、国民生活と情報通信(第1節)、産業と情報通信(第2節)、経済と情報通信(第3節)、国民生活・経済活動と情報通信技術(第4節)、最後に、90年代の経済発展と豊かな国民生活の実現に向けて(第5節)において課題を分析することとしている。

 

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