平成3年版 通信白書

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第1章 平成2年情報通信の現況

第2節 通信経済の動向

 1 通信事業の動向

  (1)通信事業者の参入状況

 2年度においても、前年度に引き続き電気通信事業への新規参入は活発に行われた(第1-2-1図参照)。
 ア 電気通信事業者の参入状況
 第一種電気通信事業者は、2年度末現在、NTT、KDDを含め68社となっている。2年度に新たに事業許可を受けたのは6社であった。その内訳は、自動車電話等3社、無線呼出し3社となっており、移動通信分野への参入であった。無線呼出しについては、2年度の参入により47都道府県すべてにおいてNTTと新事業者の二者によるサービスを受けられる状況になっている。
 2年度末現在、第一種電気通信事業者68社のうち67社がサービスの提供を行なっており、2年度にサービスを開始したのは、地域系1社、自動車電話等7社、無線呼出し6社の合計14社であった。
 特別第二種電気通信事業者は、2年度末現在29社である。このうち、国際特別第二種電気通信事業者は、19社となっている。
 一般第二種電気通信事業者は、2年度末現在913社が届出を行なった。地域別の届出数をみると、関東391社、近畿130社、東海86社の順になっている(第1-2-2図参照)。
 提供役務別にみると、データ伝送役務を提供する事業者が576社、音声伝送が319社、画像伝送が169社、複合が124社となっている(注)
 また、業種別では、オンライン受託計算サービス等が342社、電子機器製造販売・ソフトウェア開発関係が107社、卸売業・倉庫業等流通関係が62社、出版・広告関係が19社、宅配業等運送関係が16社、総合商社13社、その他353社となっている。
 イ 放送事業者の参入状況
 放送事業者は、2年度中にテレビジョン放送事業者が5社、FM放送事業者が2社及び民間衛星放送事業者が2社増加したことにより、2年度末現在174社となっている。

第1-2-1図 都道府県別新第一種電気通信事業者の参入状況(2年度末現在)(1)

第1-2-1図 都道府県別新第一種電気通信事業者の参入状況(2年度末現在)(2)

第1-2-2図 一般第二種電気通信事業者の動向(3年4月1日現在)

 

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