平成3年版 通信白書

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第1章 平成2年情報通信の現況

4 電波利用の促進

 (1)周波数資源の開発

 電波需要は急速に拡大しており、将来とも安定した周波数の割当てを可能とするために、周波数資源の開発が重要な課題となっている。
 郵政省では周波数資源の開発を積極的に推進しており、移動通信用に対応するため、準マイクロ波帯を使用するMCAシステムが実用化されるなど、その成果は着実に活かされている。
 また、新しい有効利用技術としては、固定無線中継システムにおける単一周波数中継技術(送受信を同一の周波数で行う技術)、電磁的な遮蔽措置を施されたビル(いわゆるシールドビル)内における電波利用技術等について、現在、それぞれにつき相互干渉特性調査、室内伝搬特性調査等の実験を行っているところである。
 一方、利用が進んでいないミリ波帯(30〜300GHz)の利用技術の開発についても、現在、ミリ波を利用した車間距離計測レーダシステムについてフィールド実験を行うなど、その開発に関する調査を進めている。
 

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