平成3年版 通信白書

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第1章 平成2年情報通信の現況

(4)国際協力の推進

 ア アジア・次世代電気通信網協力の推進
 電気通信分野における最近の技術革新はめざましく、ISDN、高度な移動体通信、テレポート、国際VAN、光ファイバ等の新しい技術やサービスが次々に実用化されてきている。
 郵政省では、電話等の基盤的な電気通信網の整備に合わせ、こうした新しい技術やサービスの円滑な遍入・普及を図ることが、アジア地域の社会経済の適切な発展のためには極めて重要であるという観点から、アジアにおける次世代電気通補網拡充の一環として、2年度においてはアジア諸国の参加を得て、「光海底ケーブル国際セミナー」及び「アジア移動通信高度化東京フォーラム(APTと共催)」を実施したところである。
 イ テレポートシステム推進への協力
 開発途上国では全国的な電信電話網の整備が遅れており、社会経済開発上重要な特定の地域において、電気通信設備を整備した「テレポート」の建設が注目されている。
 郵政省においては、「開発途上国におけるテレポートシステムに関する調査研究」を進める一方、APECの場における検討、PECC(太平洋経済協力会議)日本委員会の運輸・通信・観光小委員会において2年11月に設置されたプロジェクトチーム(「トリプルTポート(テレポート)」)への参加等により、積極的に協力しているところである。

 

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