平成3年版 通信白書

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第2章 豊かな生活と情報通信

3 産業・経済の発展のために

(1)人材にかかわる課題

 産業分野における情報通信の活用の増大に伴い、それにかかわる専門 的な知識を有した人材確保へのニーズが高まっているが、いずれの業種 においても人材不足が指摘されている。特に、今後各分野におけるED Iの利用拡大に向けては、業務上の専門的知識と情報通信に関する知識 を併せ持った人材がますます必要とされる。現状では、この人材不足が 原因となって、産業の効率的展開を阻害するおそれが強い。その人材の 育成を強化することが必要である。また、情報通信分野の急速な進展は、 従来の技術の陳腐化を招いている。人材の有効活用を図り、労働力の需 給のミス・マッチをきたさないためにも、職員訓練の展開が望まれる。 あわせて、情報通信をできるだけ容易に活用できるような、わかり易い マニュアルの作成、ソフトウェアのパッケージ化の促進、AI(人工知 能)技術等を利用したマン・マシン・インタフェースの改善等も人材不 足への対応策として重要な課題である。

 

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