平成7年版 通信白書

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コラム

コラム17 新世代通信網パイロットモデル事業の利用状況

 関西文化学術研究都市において実施されている新世代通信網パイロットモデル事業の利用状況(6年7月から同年12月まで)が取りまとめられた。概要は以下のとおり。

1 モニター数

 一般家庭235、企業12の合計247。このうち一般家庭の世帯構成員数は、男性400人、女性399人の合計799人(6年12月末現在)。

2 サービスの利用状況

(1)ビデオ・オン・デマンド

 ビデオ・オン・デマンドには、動画サービスと静止画サービスがある。
 動画サービスは、約300本の映像ソフトの提供を受け、サービスを行なっている。月初めにソフトの3分の1を更新しているため、月初めの利用が多い。曜日別では、土曜日、日曜日の利用が全体の約半分を占めている。時間帯別では、昼間13時から16時と、夜間
20時から22時までの利用が多い。5段階の利用料金(無料から1,000円)が設定されているが、総じて無料番組の利用が多い。ジャンル別では、アニメーションの人気が圧倒的に高い。有料番組では、半分以上の利用は洋画で話題作は人気が高い。
 静止画サービスでは、交通機関の時刻表、ショッピング情報等の日常生活の情報や地元の情報等がよく利用されている。

(2)CATVサービス

 地上系放送再送信、BS系放送再送信、CS系放送再送信等31チャンネル(うちハイビジョン2チャンネル)をハイビジョン受像機のワイド画面で見ることができるので、好評である。

(3)テレビ電話

 家の中が映ることに対する抵抗感等から、映像を消して音声電話として利用しているという例がある。



 

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