平成7年版 通信白書

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第1部 平成6年情報通信の現況

2 米国の情報通信機器ストックの動向

 ここでは、米国について我が国と同様の手法を用い、その動向を概観する。
 

(1)  米国の総ストック


 3年における米国の総ストックは、14兆 1,575億ドル( 4,533兆1千億円(付注16参照) )であった。これを部門別にみると、家計部門の耐久消費財ストック(付注17参照) は2兆 9,198億ドル( 1,164兆5千億円)、企業部門の資本ストック(付注18参照) は7兆 3,885億ドル( 2,366兆6千億円)、公共部門の資本ストック(付注19参照) は3兆 8,492億ドル( 1,002兆円)であった。
 これを昭和60年と比較すると、総ストックでは20.2%、家計部門では35.1%、企業部門では17.2%、公共部門では14.6%それぞれ増加した(第1-3-3-4図参照) 。
 

(2)  米国の情報通信機器ストック


 3年における米国の3部門(家計/企業/公共)の情報通信機器ストックの合計は 7,666億ドル( 158兆 3,319億円)であった。これを部門別にみると、家計部門(付注20参照) は 1,748億ドル(36兆 8,171億円)、企業及び公共部門の合計(付注21参照) は 5,918億ドル( 124兆 6,658億円)であった。
 これを昭和60年と比較すると、3部門(家計/企業/公共)全体では 103.8%増加し、総ストックの伸び(20.2%)を大きく上回っている。また、家計部門では 118.5%、企業及び公共部門では99.8%それぞれ増加しており、家計に比べ企業及び公共部門の伸びが低い(第1-3-3-5図参照) 。
 一方、米国の情報通信機器ストックの保有状況を総ストックに対する比率とその増減で見ると、3年においては、 4.5%(昭和60年と比べて 1.8ポイント増)であった。これを部門別の耐久消費財ストックまたは資本ストックに対する比率とその増減でみると、家計部門では 4.4%(同 1.7ポイント増)、企業及び公共部門では 4.5%(同 1.9ポイント増)となっている(第1-3-3-6図参照) 。


第1-3-3-4図 米国の総ストックの推移

第1-3-3-5図 米国の情報通信機器ストックの推移

第1-3-3-6図 米国のストックに対する情報通信機器ストック比率の推移
 

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