平成7年版 通信白書

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第1部 平成6年情報通信の現況

4 生産と雇用の動向


 ここでは、産業連関表等により、情報通信産業(注) の生産と雇用の進展の歩みをとらえ、昭和60年以降の情報通信産業の国内生産額、雇用者数等の動向を振り返る。
 

(1)  情報通信産業の国内生産額の動向


 我が国経済の国内生産額を推計すると、昭和60年には 670兆 9,785億円であったものが、3年には 906兆 9,061億円となり、この期間に35.2%増加した。一方、情報通信産業の国内生産額を推計すると、昭和60年には54兆 8,692億円(国内生産額の 8.2%)であったものが、3年には94兆3,157 億円(同10.4%)となり、この期間に生産額は71.9%増加し、我が国全体の国内生産額に比べて高い伸びとなっている(第1-4-2-8図参照) 。
 また、情報通信産業の個別部門の国内生産額についてみると、特に情報ソフト業の国内生産額の伸びが大きい(第1-4-2-9図参照) 。
 

(2)  情報通信産業の雇用の動向


 我が国の総雇用者数を推計すると、昭和60年には 4,619万人であったものが、3年には 5,357万人となり、この期間に16.0%増加した。一方、情報通信産業の雇用者数を推計すると、昭和60年には 307万人であったものが、3年には 388万人となり、この期間に雇用者数は26.5%増加し、我が国の総雇用者数に比べて高い伸びとなっている(第1-4-2-10図参照) 。
 また、情報通信産業の個別部門の雇用者数についてみると、特に情報ソフト業の雇用者数の伸びが大きい(第1-4-2-11図参照) 。


第1-4-2-8図 情報通信産業の国内生産額の推移

第1-4-2-9図 情報通信産業の個別部門の国内生産額の堆移

第1-4-2-10図 情報通信産業の雇用者数の推移

第1-4-2-11図 情報通信産業の個別部門の雇用者数の推移
 

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