平成7年版 通信白書

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第2部 情報通信政策の動向

3 災害放送に威力を発揮するコミュニティFM放送局等の全国展開の推進

 郵政省では、阪神・淡路大震災における教訓を生かし、全国どの地域においても、地震、水害等の災害が発生した際に、被災者向けに災害関連情報(避難情報、安否情報、ライフライン情報、生活情報等)をきめ細かに提供する地域に密着した災害放送が速やかに開始できるようにするため、以下の施策について検討を行っている。
 

(1)  コミュニティFM局の全国展開


 市町村単位のFM放送局であるコミュニティ放送局は、地域向けにきめ細かな情報を日常的に提供し、地域住民に親しまれており、一旦災害が発生した場合には被災者向けのきめ細かな災害関連情報の伝達に大きな役割が期待されることから、今後市町村への免許の検討も含めその普及を一層促進する。
 

(2)  臨時災害FM局の全国配備の推進


 上記(1) の措置によってもコミュニティFM局が設置されていない地域において、
[1] 災害が発生した場合、直ちに関係地方公共団体に免許を付与し、臨時災害FM局を速やかに開設する。
[2] このため、あらかじめ国が送信機等の設備を調達し、併せて、管理・運用体制を整備する。

 

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