平成7年版 通信白書

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第2部 情報通信政策の動向

4 首都圏広域地殻変動観測施設の整備


 近年、南関東地域において直下型地震の発生が懸念されており、地震関係各機関・組織において南関東地域直下の地震への取組が急速に強化されてきている。
 郵政省では、通信総合研究所が開発し、研究成果を挙げてきた超長基線電波干渉計 (VLBI:Very Long Baseline Interferometry)及び衛星レーザー測距 (SLR:Satellite Laser Ranging )技術を活用し、1cmの精度で定常的に地殻変動の三次元的変化を観測できる観測施設を首都圏の4地点に設置し、首都圏における地震の前兆を監視するシステムを整備することとしており、小金井局、鹿島局に続き、6年度には三浦半島局にVLBI観測施設の整備を行った。7年度以降に、さらに房総半島局にVLBI観測施設の整備を行うこととしている(第2-1-3-1図参照) 。


第2-1-3-1図 首都圏広域地殻変動観測施設の整備の概念図

VLBI施設(三浦半島局)
 

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