平成7年版 通信白書

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第3部 マルチメディア化と情報通信市場の変革

2 情報発信の多元化

 

(1)  メディアの多元化


 地上系・衛星系放送事業者数、ケーブルテレビ事業者数が年々増加し、それに伴い、テレビジョン放送のチャンネル数も増加している(資料2-1 、第3-2-1-8表参照) 。また、書籍や雑誌等の新刊点数も増加傾向にある(第3-2-1-9図参照) 。このような傾向は今後も続くものと考えられる。
 

(2)  情報の個性化


 書籍・雑誌等の発行部数は増加しているが、一方、1点、1誌あたりの発行部数は低下傾向にある(第3-2-1-10図参照) 。これは、書籍・雑誌等の内容が、少数の読者や特定地域の読者を対象としたものになっているからと考えられ、情報に対するきめ細かいニーズがあるものと考えられる。
 

(3)  個人からの情報発信


 主要パソコン通信ネット局の会員数の増加が著しい(第3-2-1-11図参照)。 このうち、電子掲示板や電子会議などに情報を書き込み、自ら情報発信を行っている会員も少なくない(第3-2-1-12表参照) 。最近では、インターネットを利用して海外に対して情報発信を行う例もみられ、今後は個人による情報発信がさらに増加することが予想される。


第3-1-1-8表 ケーブルテレビ放送施設(都市型施設)の事業者数及び施設数

第3-2-1-9図 書籍・雑誌の発行部数の推移

第3-2-1-10図 書籍1点,雑誌1誌あたりの発行部数

第3-2-1-11図 主要パソコン通信ネット局の会員数の推移

第3-2-1-12表 電子掲示版や電子会議の利用状況
 

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