平成7年版 通信白書

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第3部 マルチメディア化と情報通信市場の変革

5 モバイル化


 移動中や移動先等の場所を問わずに、情報を入手し、伝達したいというニーズをモバイル化として整理し、概観する。
 前節の「人々の活動範囲の拡大」でもみたように、個人の無線呼出しや携帯・自動車電話の利用が急増していることや前出の「暮らしと情報通信に関する世論調査」において「日常生活や仕事において利用したい情報通信メディア」の第1位(25.2% )に「携帯・自動車電話、PHS」があがるなど、外出先や旅行先、移動中等、場所を問わずに情報通信を利用することに対するニーズが拡大している(第3-2-2-4図参照) 。
 企業においても、オフィスや工場における情報化が進展し、成果を収めるにつれ、オフィス外で主に活動する販売員、保守員等の業務や運輸業等の業種において、移動通信や携帯型の端末を利用して、情報の高度利用を進め、業務の高度化・効率化を図ることへのニーズが高まっている。
 また、道路交通の重要性が高まるとともに、交通の安全・円滑化、環境保全及び経済性の向上等の課題の解決も求められており、情報通信を活用した道路・交通・車両の情報化への取組が期待されている。


第3-2-2-4図 今後利用したい情報通信メディア(複数回答)
 

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