平成7年版 通信白書

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第3部 マルチメディア化と情報通信市場の変革

4 コンテンツをめぐる動向


 コンテンツをめぐる動向で特徴的だったのは、ある映画会社の買収をめぐる動向だった。1993年9月から、あるケーブルテレビ事業者とあるホームショッピング会社との間で激しい買収合戦が繰り広げられ、結果的に、1994年2月、ケーブルテレビ事業者による買収が確定した。この最中、ケーブルテレビ事業者、ホームショッピング会社には、それぞれ別のRHCが、買収資金供給等のため、それぞれ出資を行っており、RHC間のコンテンツをめぐる競争の一面を有している。
 RHC3社は、1994年8月、ある総合娯楽会社との間で、映像番組の制作、販売、配信のための合弁会社設立で合意に達した旨を発表した。
 また、別のRHC3社は、1994年10月、ビデオ番組や双方向映像サービスの提供に向けて、番組制作会社及び番組伝送のシステム開発を行う技術会社の設立について合意に達した旨を発表した。これには、ハリウッドの俳優・映画監督等のエージェント会社が、映像番組の制作等のコンサルタントとして参加することになっている。

 

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