平成8年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(4)  電気通信高度化のための番号の在り方の検討

 電気通信分野においては、CATV電話等ニュービジネスの事業化によって、今後ますますマルチキャリア化が進展することが予想され、利用者の利便性・事業者間の公平性を確保する上で、電気通信の番号は非常に重要であり、ニュービジネスの振興・通信市場の拡大に大きな影響を与えることになる。郵政省では、こうした観点から、6年11月から「電気通信の高度化のための番号の在り方に関する研究会」を開催し検討を行ってきたが、7年5月に最終報告が取りまとめられた。
 本報告では、
[1] 携帯・自動車電話の番号容量の拡大のための新たな識別番号080/090の導入
[2] フリーフォンのサービス識別番号として0120を事業者共通に使えるようにすること
[3] 「1」で始まる3けたの番号の利用方法の統一化
等について提言を行っている。また、この報告を受けて、郵政省では、7年8月、7年12月に「事業用電気通信設備規則の細目」の一部改正を行い、携帯・自動車電話の新たな識別番号として080/090の導入、市内局番数がひっ迫している地域等の市外・市内局番のけた数の変更等を行った。
 また、8年3月からは、「電気通信の番号に関する研究会」を開催している。この研究会は、7年5月に引き続き、将来の需要に対応した移動通信サービスの出現に対応した番号計画の検討を行うことを目的としている。

 

 

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