平成9年版 通信白書

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第1章 平成8年情報通信の現況

(2) 放送サービス

 激動する国際情勢の中で、諸外国の対日理解を促進するとともに、在外邦人に対して必要な情報を提供するため、我が国からの国際放送の果たす役割は極めて重要となってきている。我が国からの国際放送は現在、ラジオ放送においては、NHKによる短波国際放送である「ラジオ日本」、テレビジョン放送においては、NHKによる映像国際放送が行われている。
 このうち、「ラジオ日本」では、国内送信所(KDD八俣送信所(茨城県))から直接送信する放送と、海外各地の中継局を経由して間接送信する中継放送を行っている。中継放送では8年度に、シンガポール・クランジ送信所を中継局として、オセアニア向け放送が開始された。
 8年度の放送時間を見ると、全世界に向け日本語と英語で放送する一般向け放送は、1日当たり延べ32時間で、特定地域に向けその地域で使用されている言語を用いて放送する地域向け放送は、21言語で、1日当たり放送時間は延べ33時間であった。
 また、映像国際放送については、北米地域(1日当たり5時間30分程度)及び欧州地域(1日当たり3時間40分程度)に対して、直接受信又は有線テレビ局を経由することによる放送が行われているほか、アジア太平洋地域、中南米地域及び東欧地域等に対して、番組配信が行われている。

 

 

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