平成9年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(5)国際化に対応したサービスの拡充

ア 英語による郵便案内サービスの全国展開
 郵政省は、日本語に不慣れな外国人による郵便サービスへのアクセス改善を図るため、4年度から、「英語による郵便案内サービス」を実施してきた。しかし、案内センターが東京に所在することから、地方からのアクセスの場合、電話料金が高額なものとなっていた。そこで、全国10か所に転送電話を設置し、そこから東京の案内センターへ接続するサービスを、8年10月から開始した(第2-4-4表参照)。
イ 国際ボランティア貯金による国際貢献
 郵政省では、国民参加による民間レベルでの海外援助の充実に資することを目的として、3年1月から国際ボランティア貯金の取扱いを開始している。8年度には、約15億円の寄附金を全国223団体が実施する264の援助事業に対し配分を行い、アジア・アフリカを中心とした世界57か国において、貧困や災害で苦しむ人々のための食糧、医療・衛生指導や教育関係、自立を促すための職業訓練、農業等の技術指導、更には環境保全等の援助に役立てられている。8年5月には国際ボランティア貯金の加入件数が2,000万件に達するなど、国民の間に着実に定着してきている。

第2-4-4表 英語による郵便案内サービスの連絡先
第2-4-4表 英語による郵便案内サービスの連絡先
 

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