平成9年版 通信白書

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第2章 情報通信政策の動向

(3)アジア・太平洋地域における標準化の推進

 今後21世紀に向け、アジア・太平洋地域の社会経済の発展において、情報通信ネットワークの円滑かつ効率的な構築は必要不可欠である。特に、国際・国内標準化活動を通じた相互接続性・相互運用性の確保、特定のメーカーに依存しないシステムの構築(マルチベンダ化)が重要であるが、アジア・太平洋諸国単独で標準化活動を行うには人材面等から困難な点も多いため、技術協力等によって、標準化活動のレベルアップを図る必要がある。
 郵政省では、9年2月、APTと協力して、アジア・太平洋地域における電気通信分野の標準化に係る協力・連携の一層の強化を目的として、標準化に関する協力会合を東京において開催した。同会合の主な審議結果は次のとおりである。
1) アジア・太平洋電気通信標準化機構(ATSI)の設立可能性並びに国際標準化への貢献の拡大を目的としたエキスパートグループの設立等について検討を行うアドホックグループの設置
2) 標準化に係るセミナー、研修の開催等、域内の標準化相互協力の強化に向けた勧告の作成等

 

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