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第3章 放送革命の幕開け(3)多チャンネルテレビ放送の加入状況ア 世帯における各テレビ放送加入率の推移郵政省の「通信利用動向調査(世帯調査)」により、家庭におけるケーブルテレビ及び衛星放送(BS放送(NHK、JSB)及びCSアナログ放送)(以後、総称する場合は「多チャンネルテレビ放送」という。)の加入率の推移を、3年から8年までの期間について見る(第3-5-3図参照)。 加入率については、各種放送ともおおむね増加傾向にあり、特にケーブルテレビの8年における加入率は大きく伸びている(対前年比2.8ポイント増)。 イ 衛星デジタル多チャンネル放送の加入状況 8年6月から放送が開始された衛星デジタル多チャンネル放送の利用状況について、最新の加入者データにより分析する。 契約者数は、本放送が開始された10月以降急速に増加していることが分かる(第3-5-4図参照)。また、8年12月末現在の契約者につき、県別世帯加入率を見ると、宮崎県、福井県、高知県、富山県、島根県の順に高くなっている。このことから、衛星デジタル多チャンネル放送の普及は、民放チャンネル数が少ない地域において伸びていることなどが読み取れる。 また、年代別に見ると、30才台、40才台、20才台の順に多くなっており、いずれも加入者全体の20%を超えている(第3-5-5図参照)。
第3-5-3図 世帯における多チャンネルテレビ放送の加入率及び加入意向の推移
第3-5-4図 衛星デジタル多チャンネル放送契約者数の推移
第3-5-5図 居住地・年代別衛星デジタル多チャンネル放送契約者数(8年12月末現在)
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