平成10年版 通信白書

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第1章 デジタルネットワーク社会の幕開け〜変わりゆくライフスタイル〜

第2節 生活と通信

  8. 地方行政サービス

(2) 行政サービスにおける情報通信メディアの利用実態

ウ ケーブルテレビ
 条件不利地域では、ケーブルテレビが行政情報の提供手段として大きな役割を果たしている。これら地域における行政情報の入手方法を見ると、一般的には「広報誌」、「自治会の回覧」、「行政の印刷物」等の順で紙ベースの情報に依存しているが、ケーブルテレビが敷設されている町村では、行政機関の情報の入手方法として、「広報誌」、「自治会の回覧」の次に「ケーブルテレビ」が挙げられており、有力な行政情報の提供手段となっている(第1−2−77図参照)。

第1−2−77図 条件不利地域における行政情報の入手方法(グラフ)
エ 行政サービスに対するニーズ
 行政手続に対する住民の要望として、取扱時間に関する制限の解消とともに、一つの窓口で証明書等の発行などの申請手続等を一括して行うことができるワンストップ行政サービスの実現に対する期待が高い。ワンストップ行政サービスの実現により、身近な場所で申請手続等が可能になれば、住民負担が軽減され、住民の利便性の向上が図られる(第1−2−78図参照)。
 また、ネットワークを活用した行政サービスとして、「証明書等の発行サービス」、「オンライン申請・届出サービス」などに対する要望が高くなっている(第1−2−79図参照)。

第1−2−78図 行政手続き・公的サービスに対するニーズ(グラフ)
第1−2−79図 ネットワークを活用した行政サービスに対するニーズ(インターネット利用者対象)(グラフ)


 

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