平成11年版 通信白書

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第1章 特集 インターネット

(2)若者

若者はとりわけインターネットの交流活動が活発

「インターネット利用状況調査」により、インターネットを利用する若者(18〜25歳)の利用状況を、シニア(50歳以上)及び専業主婦と比較すると以下のとおりである。
 インターネットの機能・サービス別に利用状況を比較すると、情報収集活動(WWWアクセス、メールマガジン購読)や交流活動(電子メール受発信)については、属性間に大差はない。一方、コミュニティ活動(チャット、掲示板・フォーラム、メーリングリスト)については、若者の利用が活発である。また、情報発信活動としてのホームページの所有率についても若者が最も高い(図表1))。
 さらに、電子メールやチャット、掲示板等を通じたネット上での交流状況を比較すると、図表2)のとおりである。特に、「ネット上で知り合った人とオフラインで(インターネットを通じてではなく実際に)会った」という若者の割合は、シニアや専業主婦の2倍以上に相当する32.8%にのぼる。インターネットを出会いの場として活用し、新たな人間関係を形成することに、若い世代ほど抵抗のないことがうかがえる。
 インターネットに限らず、携帯電話やPHSの文字メッセージ等を含め、若者の間では急速にコミュニケーション手段が多様化している。そして、若い世代ほど新しい手段を生活にいち早く取り入れ、使いこなす傾向が強いと思われる。

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