平成11年版 通信白書

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第2章 情報通信の現況

6 国際電話

発信時間数における対地別シェア1位は米国、上位10対地のうち7地域が近隣アジア諸国

 我が国の国際電話サービスには、国際ダイヤル通話(自動通話)と国際オペレータ通話(非自動通話)がある。9年度の発信時間数における自動通話と非自動通話のシェアをみると、95.5%が自動通話である(図表2))。自動通話の取扱地域数は、10年12月末現在230地域となっている(図表1))。
 また、国際電話の発信時間数における国際系NCC(日本テレコム及びIDC)のシェアは、9年度において、37.4%(対前年度比1.9ポイント増)となっている(図表3))。
 国際VPNサービスとは、企業内線ネットワークを専用線で構築するのではなく、通常の国際通信ネットワークを利用して構築する世界的な規模の仮想内線網(VPN:Virtual Private Network)を提供することである。
 我が国では、3年度からKDDがサービスを開始しており、現在では、日本テレコム及びIDCも加えた3社がサービス提供を行っている。取扱地域数は、10年12月末現在、28地域となっている(図表1))。
 10年9月末現在の契約数は、国際通信3社合計(KDD、日本テレコム及びIDC)で230契約となり、前年度に引き続き着実に増加している(図表4))。
 我が国の9年度における国際電話の発着信合計通話回数(国際通信3社合計)は、7億9,848万回(対前年度比4.9%増)であった。同じく通話時間数では、34億670万分(同5.5%増)となっている(図表5)、資料18参照)。
 通話時間数を発着信別にみると、我が国からの発信時間数は、17億7,167万分(対前年度比3.6%増)、我が国への着信時間数は、16億3,503万分(同7.6%増)となっている。このように、我が国においては発信が着信を上回る発信超過の状態にあるが、年々その差は縮小傾向にある(図表6))。
 また、我が国からの発信時間数における対地別シェアについてみると、引き続き米国が21.4%で第1位となっている。上位10対地のうち7地域が近隣アジア諸国であり、上位10対地で発信時間数の約7割超を占めている(図表7)、8))。

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