平成11年版 通信白書

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第2章 情報通信の現況

7 放送の国際展開

10年10月から、ほぼ全世界にNHKによる映像国際放送の放送エリアを拡大

 外国における受信を目的とした我が国の国際放送については、NHKが、短波国際放送である「ラジオ日本」及び衛星テレビジョン放送による映像国際放送である「NHKワールドTV」を行っている。
 また、NHK及び民間放送事業者が、ニュース・情報、娯楽番組等を外国放送事業者又は外国ケーブルテレビ事業者に提供する番組配信により、外国向けの番組提供を行っている。
1)国際放送
(i)短波国際放送(資料23参照
 ラジオ日本は、10年度において、1日延べ65時間、海外各地の中継局を経由して全世界に向けて放送を行った。
(ii)映像国際放送(資料24参照
 NHKは、10年4月から、アジア太平洋地域を対象にデジタル方式による映像国際放送を開始し、同年10月から、アフリカ西部・南部を除く全世界に放送地域を拡大した(図表)。1日当たりの放送時間数は約18時間であり、11年10月から24時間に延長する予定である。
2)番組配信(資料25参照
(i)NHK
 NHKは、10年7月から配信エリアを拡大し、世界63か国の外国放送事業者又は外国ケーブルテレビ事業者65社に対して、映像国際放送と同様にデジタル方式による1日約18時間の番組配信を行っている。
(ii)民間放送事業者
 我が国の事業者が共同出資するJETTV(Japan Entertainment Television)は、アジア太平洋地域のケーブルテレビ事業者等に対する番組配信を行っている。
 また、日本テレビは、10年4月からシンガポールのケーブルテレビ事業者に対する番組配信を、11年4月から韓国等のケーブルテレビ事業者に対するプロ野球中継の番組配信を開始している。

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