平成11年版 通信白書

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第2章 情報通信の現況

3 個人の情報化
(1)概況

「世帯」単位だけでなく「個人」単位に情報機器が普及

「機器利用調査」によれば、個人への情報機器の普及状況については以下のとおりである。
1)属性別保有・利用状況
 男女別にみると、家庭用ゲーム機、パソコン、インターネット及び携帯電話において、男性が女性の1.5倍以上保有率(利用率)が高い(図表1))。年代別にみると、全般的に15〜19歳及び20代の若年層の保有率(利用率)が高く、年代が上がるにつれて下がる傾向にある。特に、携帯電話及びインターネットについては20代の保有率(利用率)が最も高く、携帯電話は61.7%にまで達している(図表2))。
2)自分専用機器の保有率(利用率)
 家庭内に設置された情報機器については、家族共用という利用形態だけでなく、自分専用の機器を個人で利用する形態も多く見られる。各情報機器の中ではパソコンの個人保有率が全般的に高く、30代における自宅でのパソコン利用者のうち81.4%が自分専用のパソコンを保有しており、パソコンは1人1台の形態で保有される傾向にある(図表3))。
3)移動体通信の保有状況・保有意向
 移動体通信(携帯電話、PHS及びポケベル(無線呼出し))の保有状況及び保有意向については、とりわけ15〜19歳の保有意向が高いことから、今後も若年層を中心に普及が進むと推測される(図表4))。
4)携帯電話利用料金の負担
 若年層への普及が著しい携帯電話について利用料金の負担状況をみると、家族と同居している可能性が高い15〜19歳においても、60.7%が利用料金を全額負担しており、携帯電話が個人の所有物であることを物語っている(図表5))。このことから、移動体通信の支出面において、個人の判断による利用料金の選択が可能であると推察される。

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