平成11年版 通信白書

本文へジャンプ メニューへジャンプ
トップページへ戻る
操作方法


目次の階層をすべて開く目次の階層をすべて閉じる

第2章 情報通信の現況

(3)選択可能情報量

ケーブルテレビ等の普及が選択可能情報量の増加に寄与

 選択可能情報量とは、各メディアの情報受信点において、1年間に情報消費者が選択可能なかたちで提供された情報の総量を計測したものである。9年度の選択可能情報量は、5.09×1017ワード(対前年度比17.4%増)となった。
 9年度の選択可能情報量の増加は、「ケーブルテレビ放送」、「CSデジタルテレビ放送」の選択可能情報量の増加分にほぼ等しい(寄与率合計95.6%)。
 この背景としてあるのは、大都市圏を中心とした都市型ケーブルテレビの普及とCSデジタル放送の普及である。とりわけ「ケーブルテレビ放送」については、9年度のシェアが「地上波テレビ放送」35.8%、「ケーブルテレビ放送」44.0%と、初めて「ケーブルテレビ放送」が「地上波テレビ放送」を上回った。どちらも多チャンネル性に特徴を持ち、選択可能情報量の増加に寄与している。
 今後は、「ケーブルテレビ放送」、「CSデジタルテレビ放送」の普及に加え、「地上波デジタルテレビ放送」等が出現することにより、選択可能情報量は増加傾向を維持していくものと考えられる。

B2A13001.gif
Excel形式のファイルはこちら

 

(2) 発信情報量 に戻る (4) 消費情報量 に進む