平成11年版 通信白書

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第2章 情報通信の現況

コラム4 周波数資源

社会経済の発展、電波利用技術の進歩等により、電波利用に対する需要は増大傾向

 国民生活の向上や、産業経済活動の発展への期待の高まりに伴い、電波を利用した無線システムに求められる機能は、一層多様化、高度化している。また、社会経済の発展、電波利用技術の進歩等により、電波利用に対する需要は飛躍的に増大する傾向にある。最近では、カードを直接機械に接触することなく情報の読み書きが可能で、駅の自動改札などに応用が期待されるワイヤレスカードシステムの導入等、電波利用は拡大の一途をたどっている。
 電波は、それぞれの周波数帯における電波の伝わり方の特性に応じた利用形態がなされ、様々な用途に用いられている(図表)。
 また、電波を利用するに当たり、電波が著しく微弱な場合を除き郵政大臣から無線局の免許を受ける必要があるが、その際免許の申請を審査する基準の一つに、周波数の割当て可能性がある。郵政省では、周波数の需要動向、技術動向を踏まえ、国内での周波数帯ごとに利用できる業務別分配の現状が示された周波数の割当原則(http://www.mpt.go.jp/policyreports/japanese/misc/table9901-j.html)を公開している。


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