平成11年版 通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

4 ギガビット衛星ネットワークの構築

次世代ネットワーク技術の研究開発に着手

 グローバルな高速情報通信基盤を構築するために、光ファイバ網と同等のギガビット級超高速衛星通信技術の確立は重要である。郵政省は、15(2003)年頃の打上げを目途に、大容量・超高速通信を可能とするギガビット衛星通信技術(図表1)、2))の研究開発に着手した。
 打上げ後は、軌道上における技術実証を行うとともに、アジア・太平洋諸国との間で、ギガビット衛星を利用した、教育、医療、学術等の分野における高速・広帯域衛星通信アプリケーションの開発・共同実験を行い、当該地域におけるギガビット衛星通信システムの構築を促進する予定である。
 なお、11年度に行う研究開発は以下のとおりである。
1) 衛星搭載用超高速通信機器の研究開発
 スキャニング・スポットビーム・アンテナ、超高速搭載交換システム及び超高速光衛星間通信機器に関して、衛星搭載に向けた研究開発を行うとともに、ギガビット衛星通信システムに必要な通信方式、プロトコル等の研究を実施する。
2) 国際共同研究
 アジア・太平洋地域におけるギガビット衛星通信システムの構築に向けて、地上系ネットワークとの役割分担等、システムの在り方に関する検討を行うとともに、この一環として国際フォーラムを開催する。

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