平成11年版 通信白書

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第3章 情報通信政策の動向

(3)デビットカードサービスの実施

デビットカードサービスを11年1月から開始

 デビットカード(デビット=即時決済)は、金融機関のキャッシュカードで買い物代金の決済を行うことができる支払手段である。デビットカードサービスは、金融機関のコンピュータセンターと通信回線で接続された加盟店の店頭端末を活用し、利用者の口座から加盟店の口座へ振替を行うサービスであり、欧米ではクレジットカードと並んで広く普及している。
 10年6月に設立された「日本デビットカード推進協議会」(http://www.debitcard.gr.jp/)では、金融機関や流通企業が連携してデビットカードサービスの普及促進を図っており、同サービスの名称を「J・Debit(ジェイ・デビット)」としている。同協議会には、11年3月末現在923金融機関と加盟店104社が参加している。
 デビットカードサービスは、11年1月から、加盟店8社及び郵便貯金を含む8金融機関により提供されている。また、12年3月から、加盟店と金融機関の間の決済情報を集中管理する「クリアリングセンター」の設立により決済が効率化されるほか、「日本デビットカード推進協議会」の参加金融機関のキャッシュカード(約3億枚)であれば、どの参加加盟店でも利用可能となり、利便性は大幅に向上する。

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