1 ネットワークインフラの整備 (2)次世代携帯電話(IMT-2000)の推進 平成13年10月に本格サービス開始  次世代携帯電話(IMT-2000:International Mobile Telecommunications-2000)は、デジタル方式の次世代移動通信サービスで、世界中どこでも使えるグローバルサービス、固定網並みの高品質音声サービス、簡単な動画の伝送やインターネットアクセス等のマルチメディア移動通信サービスの提供を特徴とする(図表)。  総務省では、平成13年中の導入に向け、平成12年3月に導入に関する方針等を決定し、同年4月から事業許可申請及び無線局免許申請の受付を開始、6月にNTTドコモグループ、ジェイフォングループ、IDO及びDDIセルラーグループ(現KDDI)に対して、予備免許及び電気通信事業の変更を許可した。これにより、NTTドコモグループは平成13年5月からIMT-2000の試験サービスを開始しており、同年10月には商用サービス化する予定である。また、ジェイフォングループについても平成14年6月から、KDDIについては同年9月から首都圏等の大都市圏を中心に商用サービスの開始を予定している。  また、将来のIMT-2000の発展に対応するため、ITU世界無線通信会議(ITU WRC2000)の結果を踏まえた追加周波数の検討等を進めていく予定である。 図表 IMT-2000の概要