平成14年版 情報通信白書

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第1章 特集 IT活用型社会の胎動

3 成長するインターネットビジネス

(1)概況

−インターネットを活用した新たなビジネス

 インターネットを活用したビジネスが生まれることにより、産業の活性化が促進するものと期待されている。
 インターネットを活用した新たなビジネスについてレイヤー(階層)に着目すると、ネットワークインフラ層、プラットフォーム層、コンテンツ・アプリケーション層に分類することができる(図表)。
 この中で、基盤となるネットワークインフラ層のビジネスは、ケーブルテレビ、DSL、FTTH等のブロードバンドサービスの急速な普及やIMT-2000、無線LAN等のモバイルサービスの展開等、急速に発展しており、コンテンツ・アプリケーション層、プラットフォーム層のビジネス展開にも大きな影響を与えると考えられる。
 プラットフォーム層のビジネスは、データストレージ、セキュリティ、認証、課金・決済などが挙げられるが、この層の特徴としてネットワークインフラ層とコンテンツ・アプリケーション層のビジネス展開を結びつけるとともに、コンテンツ・アプリケーション層のビジネス展開を支える機能を持つ。また、コンテンツ・アプリケーション層のビジネスとしては、音楽・映像、マーケット、コミュニケーション、オンラインでの出版やゲーム等が挙げられる。
 本項では、プラットフォーム層及びコンテンツ・アプリケーション層に位置するビジネスの中で、今後市場の拡大が著しいと期待される、電子認証、データセンタ、ASP、eラーニング、そして電子商取引を取り上げ、各市場の状況を概観する。

 
図表 インターネットを活用した新たなビジネス
図表 インターネットを活用した新たなビジネス

 

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