コラム インターネット利用者の各メディアの時間配分 −平日、休日を問わず、男女ともに、各年代において、テレビの視聴時間が最も長い  パソコン、携帯電話によるホームページ、電子メール等のインターネット利用が進展し、メディアの多様化が進む中、インターネット利用者が、日常生活の中で、24時間のうち、どのような時間配分で、テレビ、インターネットなどの各メディアを利用しているのかなどを把握するために行った実態調査を紹介する。本調査では、日記式調査方法により、平成13年10月の2日間、回答者のメディア利用行動を15分単位で把握している。なお、平日の行動を月曜日で、休日の行動を日曜日で代表させている。  調査結果の主な特徴としては、休日、平日のどちらにおいても、テレビ、ラジオ、インターネット等の各メディアの中で、性別・年代を問わず、テレビの視聴時間が圧倒的に長いことがある(図表1)、2))。これは、メディアの多様化が進展する中にあっても、テレビが国民生活において重要な位置を占めていることを物語っている。  また、年代別にみると、10歳台、20歳台のテレビ視聴時間が比較的短く、インターネット利用をはじめ他のメディア利用の影響がうかがえるが、60歳台のテレビ視聴時間は特に長く、今後、高齢化が進展していく中で、テレビというメディアの役割の重要性を示唆している。 図表1) インターネット利用者の各メディアの時間配分(日曜日及び月曜日) 図表2) 性別・年代別のメディアの配分時間(日曜日)