(4)国際電話 −発信回数及び発信時間が大幅に増加  平成12年度における国際電話の通信回数(国際通信8社合計)は8億1,820万回(対前年度比2.1%増)、通信時間は38億100万分(同14.0%増)である。なお、平成13年度末における国際電話の取扱地域数は236となっている。  内訳について発着信別にみると、通信回数では、発信回数が4億4,540万回(対前年度比10.3%増)、着信回数が3億7,270万回(同6.2%減)、通信時間では、発信時間が21億7.840万分(同22.0%増)、着信時間が16億2,260万分(同4.8%増)となっており、通信回数・通信時間ともに発信の増加が大きくなっていることが分かる(図表1))。  また、発信時間についてみると、対地別シェアでは、米国(20.5%)が最も高く、次いで中国(14.6%)、フィリピン(11.2%)、韓国(9.3%)、ブラジル(6.2%)が上位を占めており、我が国が米国やアジア諸国と強い社会・経済的関係を有していることがうかがえる(図表2))。さらに、KDD(現KDDI)と国際系NCCとの別でみると、KDDのシェアは52.8%(対前年度比6.2ポイント減)と減少傾向がみられる(図表3))。 図表1) 発着信別通信回数・通信時間の推移 図表2) 発信時間における対地別シェアの順位の推移(上位10地域) 図表3) 発信時間におけるKDDIと国際系NCCのシェアの推移