(5)国内専用 −高速度の回線に需要がシフト  平成12年度末における一般専用回線数は76万6,156回線(対前年度比13.4%減)である(図表1))。内訳についてみると、帯域品目(主に電話やファクシミリ通信に適したアナログ信号伝送サービス)が55万9,885回線(同11.0%減)、符号品目(主にデータ伝送に適したデジタル信号伝送サービス)が20万6,271回線(同19.2%増)となっている。  他方、高速デジタル伝送サービスの回線数は61万5,369回線(対前年度比17.8%増)と増加し、一般回線(帯域品目)の回線数を上回った。なお、高速デジタル伝送サービスとは、高速・大容量の情報伝送が可能な専用サービスであり、64kbps〜6Mbpsまでの高速品目及び32Mbps〜150Mbpsまでの超高速品目に大別される。高速デジタル伝送サービスの回線数について速度別回線数のシェアをみると、全体の9割近くを64kbps及び128kbpsの比較的低速度の回線が占める一方、平成11年度末から12年度末にかけて64kbpsのシェアが低下しており、需要が高速度の回線にシフトしつつあることがうかがえる(図表2))。 図表1) 専用サービス回線数の推移 図表2) 高速デジタル伝送サービスにおける回線速度別シェアの推移