平成15年版 情報通信白書

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第1章 特集「日本発の新IT社会を目指して」

4 社会問題の解決に寄与する情報通信

(1)我が国の抱える社会問題と情報通信への期待

雇用、高齢化、環境、食品の安全性、健康、介護問題等の解決を重視

 長引く景気低迷や、高齢化の進展、地球環境の悪化、食品や健康、治安に対する不安等、今日、我が国は多くの社会的不安や課題を抱えている。情報通信を活用することにより、このような社会的不安や課題の解決や緩和を図ることができる。
 そこで、社会や地域、個人の様々な問題のうち、人々が特に解決する必要があると考えている不安・課題を調査したところ、倒産・失業の増加、高齢化による社会制度疲弊、地球環境問題、食品の安全性、生活習慣病に伴う自分の健康、高齢化による介護負担の増大等を挙げる人が多かった(図表1))。
 また、情報通信を利用した社会サービスのうち、医療分野の遠隔健康管理システムや病院連携支援システム、雇用にかかわるテレワークや失業時のeラーニングによる職業能力開発、環境への負荷を軽減する省エネモニタリングシステム、介護を支援する要介護者遠隔モニタリングシステム、食品への不安を解消する食品トレーサビリティシステム等に大きな期待が寄せられている(図表2))。

 
図表1) 特に解決する必要があると考えている日本の不安・課題(3つまで回答)

図表1) 特に解決する必要があると考えている日本の不安・課題(3つまで回答)
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図表2) 期待する情報通信を利用した社会サービス(3つまで回答)

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